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秋分の時季の、養生のコツ

 

おはようございます。jiwajiwaのまつもとです。すこしずつ秋が深まり、奈良・吉野は夜がずいぶんと涼しくなってきました。うっかり寝相が悪くなってお腹が冷える、なんてことのないように、早くも毛布をひっぱり出して布団にギュッとくるまって眠っている今日このごろです。

 

          美しい彼岸花はめずらしい白色。銀香梅の葉は気持ちよく伸びやか。

9月23日は「秋分の日」でしたが、昼夜の時間が同じになり季節がうつり変わる時期。
この季節の変わり目は、東洋医学でいうところの陰陽のエネルギーのバランスが変化するタイミングでもあります。

 

・陽のエネルギー:暑い、明るい、白い、男、夏、発散する、など
・陰のエネルギー:寒い、暗い、黒い、女、冬、収束する、など

 

8月の夏至や、12月の冬至は、夏と冬のピークで、からだは暑さ・寒さに慣れている頃なのですが、春分と秋分の前後は寒暖差が大きくなり、陰陽エネルギーが入れ替わるため、心身のバランスを崩しやすく体調に影響しやすくなります。

風邪をひきやすくなったり、疲れやすくなるといった、からだの不調に加えて、動揺しやすくなったり、落ち込みやすくなったりといった、心の問題が出やすくなることもあります。みなさんは、大丈夫でしたか?

季節の変化に慣れるのが大変なころに、心身の体調を崩してしまったとしても、「気温や陰陽エネルギーなど、自然の動きや流れの影響を受けているのだなぁ」と、ありのままを受けとめて、じぶんを労わる時間をとるとよいのかなと思います。この時期の、養生のコツはいろいろとあるのですが、大きくは3つのことを心がけています。

 

● 夜は、早めに活動を終えて、ゆったりと過ごす

 

 

夜ふかし、お酒の飲みすぎ、長時間の激しい運動は、陰陽エネルギーのバランスを崩しがちなため、秋分の日の前後は避けたいところです。できれば朝は、日の出の時間くらいに起きて新鮮な朝の空気で深呼吸をして、日中は適度に体を動かすのが◎ 日が暮れる頃には活動を終えて家でゆったりと過ごして、日付が変わる前に就寝できるいいものです。陰と陽のエネルギーが調和して心身が安定し、寒暖差の影響を受けにくくなります。

 

● 秋の旬の食材を食べる

 

夏から秋への変わり目は、空気が乾燥しやすくなる時期。「皮膚や粘膜に潤いを与える食材」をとると体調が整いやすくなります。リンゴ、梨、柿、レンコン、キュウリ、トマト、豆腐等は、体をほどよく冷やし、かつ皮膚や粘膜に潤いを与える性質があっておすすめです。乾燥に加えて寒さもできればよりよく、皮膚や粘膜に潤いを与えて、かつ、体を温める性質がある食材を取り入れるもの◎ 松の実、クルミ、ニンジン、小松菜、などがこれにあたります。皮膚や粘膜を潤す食材にはほかにも白ゴマ、白キクラゲ、タマゴ、チーズ、牛乳、豆乳等がありますが、これらは薬膳の考え方では、からだを冷やしも温めもしない属性で取り入れやすいと言われています。

 


● お風呂に浸かってからだを温めて

 

一日の疲れをしっかりと癒して、次の日を元気に過ごすために、お風呂に浸かって血行促進や体の循環を高めることは、ととても効果的です。秋分の日は、実は「酒風呂の日」とされているそう。四季の節目である春分、夏至、秋分、冬至に酒風呂で健康増進につなげてもらおうと、長野県信濃町の酒蔵が制定したそうです。おうちに、飲み残した日本酒などがあればお風呂に入れてみては。からだがポカポカ温まったり、肌がツルツルきれいになったりと、よい実感が得られると思います。

他にも、わたしのおすすめは、山椒の実を入れてみたり、番茶の茶葉をお風呂に入れること。秋の夜長に、スパイシーだったり、香ばしかったりのお風呂は格別です。

 

 

秋分前後の養生のコツは、他にもいろいろとありますが、あれもこれもとなるとかえって気がかりばかりが増えてしまうと不健全だなと感じます。また日々の暮らしのなかで「仕事に家事に遊びにと忙しいから、養生ばかりに気を配れないよ... 」ということもあると思います。できることから少しずつ、気をつけたり、心がけたり、が大切だと考えています。

まずは、じぶんの暮らしに無理せず取り入れやすいことを、小さくスタートしてみること。みなさんは、何からはじめてみますか?

 

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オンラインでzoomを繋いでお話をお聞きしたり、
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