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<植物のちから > 冷えにおすすめ「大和当帰」
「大和当帰」をご存じですか?
「ヤマトトウキ」と読みます。奈良の特産品の植物です。
セリ科の多年草。6月に白く小さなお花が咲きます。
深く青々とした葉で、セロリのようなツンとした香りがします。
「神農本草経」という歴史ある中国の書物にも掲載されていて、根は漢方薬になります。
主に、婦人病に効くとされ、血行促進・月経不順・月経痛などに処方されるもの。
冷えに悩む女性には、特にオススメしたい薬草です。もし漢方薬を使ったことがある方は「当帰芍薬散」など当帰のエキスが配合されたものを聞いたことがあるかもしれません。
jiwajiwa 代表 松本自身、冷えに悩んでいたときに大和当帰を知りました。
冷えが原因で、肩こりや頭痛に苦しんでいて、お風呂で温まって改善しよう、
その効果を最大限に引き出そう、とたくさんの市販の入浴剤を試しました。
それぞれに色鮮やかなお湯になったり華やかな香りがしたり、使用感と気分を高めてくれるものが多かったのですが、冷えが本当に良くなるとは感じられませんでした。
同時に、たくさんの化学成分が配合されているのが気になり、
もっと自然派で、オーガニックのものがあればと考えていました。
そんな中、偶然、大和当帰の入浴料が販売されているのに出会いました。
乾燥させた当帰の葉や茎が刻まれたものが不織布袋に詰められていて、
ザックリした簡易なパッケージで、とても素朴に販売されていました。
このとき出会った商品は、現在、原材料として使っている大和当帰を
栽培してくださっている「ポニーの里ファーム」さんのものです。
jiwajiwa企画当初から、とても親身に相談に乗ってくださり協力していただいています。
松本は、前職時代、大阪市内で会社勤めをしていたのですが、
夏場のオフィスは冷房が効きすぎていて、屋外は暑いのに冬場より冷えに悩んでいたほど。同僚の女性たちで冷え対策をしていたくらいです。
そんな都市部の女性たちにこそ、「大和当帰」を知ってもらえたら...
特に、お風呂というかたちで届けることができたら...という想いが原点でした。
jiwajiwaの「お風呂のハーブ」では、大和当帰をよもぎとブレンドしています。
当帰だけだと強い匂いが気になる方もおられるため、やさしく懐かしい香りの
よもぎと混ぜることによって、マイルドないい香りに調整しています。
また、よもぎはお肌の保湿にもよく、乾燥肌にもおすすめです。
奈良県東吉野村で、深吉野よもぎ加工組合さんが生産されている栽培されたよもぎです。
しっかりとからだが温まり血流が良くなると、
肩こり・腰痛の改善、疲労回復にも繋がります。
温泉に毎日通うことは難しいですが、自宅で「湯治」をおすすめします。
自宅のお風呂でしっかりと疲れをとればよく眠れるようになります。
奈良の特産品の薬草「大和当帰」、女性はもちろん、
疲れをとるという観点では、ぜひ男性にも活用いただきたいです。