2020.01.23
jiwajiwaの塚本です
大寒を過ぎると、“若草山の山焼き”の日が近づいてきます
山焼きと同じ日、春日大社の大とんどもおこなわれ、春日大社におさめられた古いお守りや、お正月飾りを焚き上げ無病息災をお祈りします
奈良公園の飛火野に大きな炉をつくり、そこで焚き上げるため、炎の高さは5メートルにもなるそうです
その炎は、神聖なもので夜におこなわれる“若草山の山焼き”の種火となるのだとか
“若草山の山焼き”は、奈良に早春を告げる伝統行事
大とんどの種火が点火され、山が炎につつまれ、その炎で夜空が真っ赤にそまります
山焼きが行われる1月は、奈良でも一番寒い季節
わたしはベビーカーに乗せた子どもが寒くないようにと毛布を重ねて
たくさんの人の波をかきわけながら春日野園地を目指します
地域の伝統行事を少しでも体感させたくて
大きくなったら奈良好きな子に育ったらいいなと願いながら
山全体が燃え始めて1時間ほどすると炎は小さくなります
黒くこげた若草山を見ると、冬の終わりを感じ
春に向けて心がはずむのです
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伝え手プロフィール
jiwajiwa 塚本 佳(つかもと けい)
京都出身、7歳と3歳の娘がいます。大阪・東京で会社勤めをしていましたが、
結婚をきっかけに奈良に引っ越してきました。リネンやお香が好き。
家族でゆっくり食卓をかこむとき、ほっこりした気分になって幸せだなぁと感じます。
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