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News & Column

<jiwajiwaのこと> 薬草生産者さんをたずねる、大和当帰の畑ツアー


こんにちは、のまつもとです。

奈良・吉野の「jiwajiwaな、おうち」では、
お庭でみんみん・じりじりと蝉がたくさん鳴いています。

奈良市や大阪市といった近くの都市部と比べると、
2〜3℃は涼しい吉野ですが、今年は過ごしやすさを
感じにくい気候がつづいています。

大和当帰を育てる、ポニーの里ファームさんをたずねて

さて、そんな吉野から車で40分ほど走った高取という町にある

jiwajiwaの薬草の生産者「ポニーの里ファーム」さんの畑に
おじゃまするツアーを開催しました。ここでは、冷え性や

血流改善などに効く漢方薬に使われる薬草・大和当帰(やまと
とうき)を栽培されています。

“真夏の畑ツアー”というと、なんとも暑く厳しそうな聞こえがして
そして過酷な作業があるのでは、と思ってしまうかもしれませんが、

インの会場は、ポニーの里ファームさんが運営されておられる
古民家施設「結いえ」(ゆいえ)。

昔なつかしい木造家屋の和室で、のんびりした雰囲気のなか、
薬草生産者の保科さんを囲んで、じっくりとお話を聞くことから
畑ツアーの会はゆるゆるとスタートしました。

ちなみに、大和当帰の詳しいことは、こちら

薬草の特性と栽培のむずかしさ、流通量や商品化のこと

保科さんのお話からは、たくさんの学びが。

奈良には古くから薬草の歴史があり、高取町には配置薬が普及していたこと。
薬草の植生には地域性が強く、他県で採集してきた薬草を奈良の地に植え替えても、
定着せずに枯れてしまうことが多く、薬草は地域に根付いた生態なのだということ。

さらに、大和当帰の栽培の大変さ。初夏にはイモムシやアブラムシがついて葉を
食べてしまったり、小さな芽がでるのは簡単でも苗まで育てるのが大変なこと。
そのため、量産するのは難しく、
商品開発や販路の選び方にも限りがあること。

ていねいに価値や背景を伝えながら、みなさんのもとにお届けしたいこと...

と、そんな保科さんは薬草栽培には思い入れがあるものの
パクチーのようなクセのある味が、実は苦手だというから、
みんな拍子抜けして笑ってしまっていましたが、それもご愛嬌。

たっぷりと大和当帰をつかった薬草ランチ



生産者さんならではのお話を、じっくりと聞いたあとは、
大和当帰をふんだんに使った、薬草料理をランチにいただきます◎


お品書きは、大和当帰をつかったジェノベーゼ・天ぷら・唐揚げ・出汁巻たまごの他
豚しゃぶの薬味に大和当帰を刻んで。と、こんな風に薬草をアレンジしたらいいのですね、という
お手本のような献立で、大和当帰を身近に感じることができました。

 

午後からは、古民家からすこし歩いて大和当帰の畑に。
葉っぱに虫がついてる様子を見てみたり、手やハサミをつかって収穫を。

茎を切りとるごとに、ツンとした香りがふわっと鼻に香ります。

カゴに盛りたくさんに刈り取って、両腕でしっかり抱えて古民家に


そして、縁側に座って摘みたてのフレッシュな薬草の足湯に浸かります。 夏らしい暑さでしたが晴れやかな青空が気持ちよく、まさに五感で薬草を楽しむ時間。



しばし、みんなでお話したり、ぼーっとしたり。

大和当帰のほかに、畑で採ってきたヨモギと、
保科さんが分けてくれた黄檗(きはだ)の樹皮も入っています。
このツアーだからこその、生・お風呂のハーブです。

 

最後に、ツアーの感想を一言ずつ。気づきをシェアしました。

「薬草の希少さがわかり、貴重な体験ができました」
「jiwajiwaに使われている原材料が、どんな背景で作られているか
 知ることができて、より愛着がわきました」
「薬草栽培の難しさや、商品化の大変さは、生産の実際を知れたり
 畑の体験は、薬草を身近に感じる機会になりました」
 
などのお声を、参加者さんから頂戴しました。

顔の見える生産者さんから原材料をあずかり、
小さな規模で丁寧にものづくりをする
jiwajiwaのこだわりや魅力が伝わったのではないかと思っています。


今回は、奈良市内にある啓林堂書店さんとのコラボレーション企画。
以前、何度かおこなっていた薬草講座の参加者さんと、
jiwajiwaの公式SNS・メールマガジンにご案内しました。

これからも、いろいろなツアーやイベントを企画して、
わたしたちが大切にしている価値観をお伝えできればと考えています。

jiwajiwaのことをもっと知りたい方はもちろん、
薬草・ハーブや薬膳、健康や癒し、ローカルクラフトに関心がある方には
楽しんでもらえるかと思います。ぜひSNSをフォローしてみてくださいね◎

 

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○ 伝え手: まつもと あずさ jiwajiwaをはじめた人。大手メーカー勤務時代、全国各地を訪れるなかで、 ローカルエリアの魅力に気づく。じぶんらしい働き方・生き方を考えたいタイミングと重なり、 日本古来の薬草を原材料にした自然素材100%入浴料「お風呂のハーブ」をつくるため、 セルフケアアイテムのブランド『jiwajiwa(じわじわ)』をスタート。 奈良市出身。 自然に囲まれて暮らしたいと、奈良・吉野の山奥に、2匹の猫ホルス・豆大福と住んでいる。 美味しいお蕎麦を食べたり、お花を活けたり、山に登ったりするのが、好き。

 

 

 

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