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<植物のちから> チャノキ
「チャノキ」というと、あまりピンと来ないかもしれませんが、きっと誰もが飲んだことがある「お茶」になる木のことです。
中国最古の薬物書「神農本草教」にも登場するチャノキ。古代中国の薬の神さま・神農は、さまざまな薬草を摂取して、体調が悪くなったときには必ずチャノキで解毒した、といいます。
緑茶などにはカテキンが含まれ、飲むと免疫力が高まり風邪や感染症の予防に効果が。外用では消臭効果がありますので、汗ばむ季節や体臭が気になるときに、お風呂に入れて入浴剤にしてみるものも、スッキリとしておすすめ。また、血行もよくなります。
お茶だけを急須などに入れて飲むのは馴染みがありますが、季節や体調・体質に合わせて、ほかの薬草とブレンドして暮らしに取り入れるのも、変化があって面白いですよ。
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ツバキ科の常緑低木
椿のような白く美しい花が咲く
アミノ酸やテアニンにはリラックス効果が、カテキンには抗酸化効果がある。