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<植物のちから > 大和当帰(やまととうき)
奈良では「大和当帰」という薬草の栽培が行われています。
「やまととうき」と読みます。
当帰は古くから婦人薬として親しまれ、冷え性・貧血・生理不順・更年期障害の改善に効果があります。
根っこは薬として漢方薬に使用されますが、葉や茎の部分は食べることができます。
セロリやパクチーのような独特な香りと風味を持ち、ハーブとして料理やお菓子のアクセントに使われています。
少しクセはありますが、お茶やお風呂の入浴料などは日々の生活の中に取り入れやすいのも魅力です。
植物のちからで巡りをよくし、からだの先までぽかぽかに冬の寒さを乗り切りたいですね
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【今日の植物】 大和当帰(やまととうき)
Angelica acutiloba
セリ科シシウド属の多年草。
その根を乾燥させた「当帰」は、多くの漢方薬や生薬製剤に使われる重要な生薬の一つで ある。トウキにはヤマトトウキとホッカイトウキの2系統があり、ヤマトトウキの方が品質が良いとされている。特に五條市の大深産のものが良品とされていたが、現在では、吉野地方でわずかに栽培されているだけになっている。
効果:冷え性・貧血・生理痛・生理不順・血行促進
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